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Wat's your name?

【キスと小悪魔】

「海外からの、でございますか?」
「うん。サブウェイボスって、ぼくらと似たような仕事してる人たちがいるから、バトルしてみたらどうかって」
「それであなたまさか、受けたんですか、その話」
「うん。ぼくらと同じような仕事してるなら、ぜったい強い! ぼく、その人たちとバトルしたい!」

 むじゃきに笑う弟に、それ以上なにも言えず、苦笑いを返す。だがまあ、正直な話……ノボリ自身も、たのしみでないわけではないが。

「しかたないですね。受けてしまった以上は、サブウェイマスターとして、きちんとお相手しましょう」
「やったー!」

 よろこぶ弟……クダリに、ノボリはふたたび苦笑いを返した──。



 翌日。あまりにも自分たちにそっくりな容姿のサブウェイボスにおどろきつつ、ノボリは必死で平静をよそおう。

「サブウェイマスターのノボリです。」
「ぼくクダリ! ノボリの弟!」
「ワタクシはインゴと申します」
「ボク、エメット」

 かんたんにあいさつだけすませると、バトルの会場へ。今回はバトルサブウェイで戦うのではなく、ライモンジムのフィールドで戦う、イベントをかねたバトルなのだ。

「ノボリさん! クダリさん!」
名前!」
名前さま。…どうなさいました?」
「お2人の応援にきたんですよ。…それにしても、サブウェイボスって、お2人にそっくりですね…」
「うん。ぼくもびっくり。あ、名前にも紹介してあげるね!」

 と、クダリは名前を連れてインゴとエメットのところへ。

「インゴ、エメット。この子、この地方のチャンピオンの名前
「ボク、エメット。…キミみたいなかわいい子がチャンピオンで、よかった!」

 急に抱きつかれ、びっくりするが。

「…はあ、ありがとうございます」
「ワタクシはインゴです。お見知りおきを」

 しかしつぎの瞬間、インゴはノボリに見せつけるように、名前の唇に自分のそれを重ねた。

「なっ、なにをなさるのですか!」
「おや、ワレワレの国では、こんなものはただのあいさつにございますよ?」
「インゴ、ばか。ボクそんなあいさつしない」
「うるさいですよ、愚弟ごときが。おだまりなさいまし」

 すっかりかたまってしまった名前は、とりあえずノボリを見た。自分よりもまっかになっている彼に、なんだかほっとする。

「さっさとバトルを始めますよ!」
「使用ポケモンは1体。ダブルバトルでいいでしょう」
「ぼくとノボリ、コンビネーションすっごい!」
「ボクらだって負けてない」

 火花を散らしそうな勢いで、バトル場にあがっていく4人。名前はただ、見守るしかなく。

(ノボリさん、クダリさん、頑張れ!)

 かなりいい勝負ではあったが、最後はギリギリでノボリとクダリの勝利に終わった。

「お疲れさまでした!」
名前も、サブウェイでバトルしていく?」
「お待ちなさい! ワレワレは少しこのあたりを観光したい。名前サマ、案内してくださいまし」
「ボクからもおねがい。インゴ、すぐ道に迷う」
「え、ええっ!?」





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