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Wat's your name?

【救われたいとは思わない】

「あんたみたいな落ちこぼれの魔女が、よくこの学園にいれたものよねえ」

 さげすむような視線に、トウコははがみした。だが、言われていることはまちがってはいない。昨日も、薬品の実験で失敗したばかりなのだから。

「やめたげてよ! トウコだってがんばってるの! そういうこと言うと、あたしがゆるさないんだからね!」
「あら、落ちこぼれがかばいあってるの。すばらしい友情ですこと」
「やめろよ。それ以上ベルやトウコの悪口を言ったら、先生にちくるぞ」

 と、トウヤとチェレンが心配そうに2人をのぞきこむ。

「落ちこぼれのくせに、トウヤくんやチェレンくんにかばってもらうなんて…!」
「なまいきだわ! 今におぼえてらっしゃい! 目にもの見せてあげるんだから!」

 捨てゼリフをのこし、たちさる女生徒らを見おくり、苦笑いをかえす。

「ごめんね、いっつもかばってもらってばっかりで…」
「気にするなよ。おさななじみだろ?」
「…うん」

 いつもいつも、めいわくをかけているのではないか。だが彼らは、「そんなことは気にするな。友だちだろ?」とか、「あたしたちのことは、心配しなくてもだいじょうぶだよ!」などと言ってくれるのだ。

「あたし、がんばるから…」
「あたしも!」
「がんばるのもいいけど、がんばりすぎるなよ? …さて、昼飯にしようぜ!」
「うん!」





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