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Wat's your name?

【伝えたいのに伝わらない】

 クダリさんって、やさしいのかつめたいのか……ときどきわからない。

「あ、ねえ、こんど料理でも作ってあげなよ」
「え、私へたですし…」
「ぼくが教えてあげるからさ!」
「は、はあ…」

 これが、いけなかった。クダリさんってば、意外にスパルタだったのよね……。

名前、おそい! 料理は手際がだいじ!」
「…泣いてもいいですか?」
「そんな時間はない! ほら、つぎ!」
「はっ、はい!」

 ……ほんと、きびしいなんてもんじゃあない。まあ……おかげでだいぶ料理ができるようにはなった……気はするけども。

「これ、ノボリに持ってって! ノボリ、今日お昼忘れてった」
「…わざと忘れさせたんじゃ…」
「いいでしょ! ほら、はやく行かないとまにあわない!」

 今日は半日やすみをとったというクダリさんについて、ギアステーションへ。

「やっ、やっぱむりです! あとよろしく!」
「あ、名前!」

 ちなみに、私はサブマスのお2人が住むマンション? の階下に住んでいる。よって、夕食にはまた会うんだよね……。今夜はなにを言われるやら、おそろしい。

(忘れよう。そうしよう…)



 ──夜。夕食に顔をだしづらい私は、部屋でもんもんとしていた。

名前さま、ノボリです。あけてくださいまし」

 え、ノボリさん!?

「あ、はい…」

 でないわけにもいかず、重いあしをひきずるように、玄関へ。

「これを、おかえししようと思いまして」

 と、きれいに洗ったお弁当箱をさしだす。

「あ、これ…」
「クダリから聞きました。名前さまが作ってくださったのでしょう?」
「お、おはずかしい…」
「いえ、とてもおいしかったですよ。ありがとうございます」

 むしろお腹こわしたりとかしてないといいんだけど……。

「今日のお礼に、つぎのおやすみにつきあっていただきたい場所があるのですが…」
「え?」
「あなたはまだ、手持ちポケモンがいらっしゃらないでしょう? ですから、つかまえに行かなくてはなりません」
「あ、あの! シママかマメパトがいいです!」
「…いいですよ。では、3番道路がいいですね」





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