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Wat's your name?

【後も先も考えない】

「じーさんならいないぜ? おまえをさがしに行くって、でて行った」

 オーキドの研究所をたずねたが、オーキド本人はおらず。かわりに、孫のグリーンがいた。彼はレッドを勝手にライバル視しており、ことあるごとにからんでくるので、レッドの方は……なるべくかかわりたくないと思っている。

「…そうか。ありがとう」

 みじかく言うと、博士をさがしに、街を歩きまわる。だが博士はどこにもいない。

(まさか…)

 街をでてしまったのかもしれない。そう考え、草むらに足をふみだそうとした、まさにその刹那。

「おーい! 待てー、待つんじゃー!!」

 聞きおぼえのある声がしたかと思うと、オーキドがかけ寄ってきた。

「草むらでは、野生のポケモンが飛びだす。こちらもポケモンを持っていれば安心なんじゃが…」

 言っているそばから、表れた1匹のポケモンは。かわいさで人気をほこる、ピカチュウであった。それをオーキドは、なれた手つきで捕まえる。

「ふう、あぶないとこじゃった。さて、研究所に戻るかの。…レッドもくるか?」
「…俺、博士を探してたんですが…」
「ん? …ああ、そうじゃったそうじゃった。ワシがきみを呼んだんじゃったな。では、一所に研究所に戻るとするかの」



 研究所にはレッドとグリーン、それに名前の3人。3人は、オーキドのまえに立たされた。

「さて、今日きみたちを呼んだのは…」
「じーさん、、早くしてくれよ。待ちくたびれたぜ」
「まあ聞け。…実はな、ポケモン図鑑のことなんじゃ。ワシももう年。代わりに、図鑑をうめてくれんか?」
「私たちで?」
「そう!」

 と、博士は図鑑を3人にわたす。

名前ちゃんは…ピチューとヒノアラシがおるし、問題ないじゃろ。そこでじゃ、レッドくん。きみには、そこのポケモンをやろう」

 オーキドの後ろに、モンスターボールが1つ見えた。

「どうじゃ、レッドくん。きみさえよければ、手にとってみてくれ」

 レッドは1つうなずき、モンスターボールに手を伸ばした……のだが。

「このポケモンは俺がもらうぜ、じーさん! レッドは、他のをもらえよ」
「こら、グリーン! …仕方のないやつじゃの。では、きみにはこのポケモンをやろう。まだつかまえたばかりで、人にはなれとらんが…」

 先ほどつかまえたピカチュウを、ボールごと受けとる。

「よかったね、レッド」
「…うん。これで、名前と同じだし」

 そんな会話をしていると、レッドの手にあるボールが光りだし、ピカチュウが勝手に飛びだした。

「ほお、めずらしいことじゃが、そいつはモンスターボールが嫌いらしいの。ならば、連れて歩いたらどうじゃ? その方がポケモンの機嫌も見られるしの」
「…そうします。こい、ピカチュウ」

 しぶしぶ……といった様子で、ピカチュウがレッドの背中を追いかける。

「それじゃあ、冒険に行っておいで」
「はーい」

 名前もレッドを追い、研究所の出口へと向かう。

「ちょーっと待った! せっかくじーさんにポケモンもらったんだぜ? ちょっと勝負してけよ!」
「…そうだな、それもいいか…」

 レッドとグリーン、2人の初バトルが始まった──。





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